私たちにしかできないことOur Thoughts
初めて海外で靴を磨いてもらったときの感動は、今でも鮮明に覚えています。
「プロの手にかかれば、靴はこんなにも綺麗になるんだ。」
衝撃的な体験でした。
しかし、日本で靴修理と言えば、駅の中にあるクイックのお店がほとんどです。
靴への関心が高い欧米のように、大切にしている靴を安心して任せられる修理屋さんがあればいいな。そんな想いから、わたしはスピカを立ち上げました。
スピカの修理スタッフは、靴を一から作ることができる職人です。
靴のことを熟知した彼らは、ただ“直す”のではなく、「どうしたらお客さまの足にぴったりの靴になるか」、「どうすればその靴が魅力的に見えるか」を常に考えながら作業しています。
これが、スピカの理想とする修理です。
全国にはたくさんの修理店がありますが、スピカで当たり前に行っている、ヒールの仕上げに籠手(こて)を当てたり、靴底を染料で染めたりという作業を、同じようにやっているお店はほとんどないと思います。だって、そんな手間をかけなくても、修理したと言えるから。
しかし、そんな細かい部分にまで手間をかけるからこそ、お客さまの大切な靴を、より機能的で、より美しいモノに成長させることができるのだと私たちは考えています。スピカが、通常の修理で4日もお日にちをいただくのは、そんなひと手間ひと手間を全ての靴・バッグにかけるためなのです。
長々と修理にかける想いを書いてしまいましたが、これを読んで少しでもスピカのこだわりについてご理解いただけたら幸いです。
2007年のオープン以来、たくさんのお客さまの靴・バッグを修理してきました。
私が初めて靴を磨いてもらった時と同じような感動を、みなさまにも感じていただけているでしょうか?
もしその答えが”YES”であったのなら、これほど嬉しいことはありません。
これからもそんな感動をたくさんのお客さまに味わっていただけるよう、日々努力してまいります。
今後とも宜しくお願いいたします。
スピカ代表取締役