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ワニ
2013.03.29|靴の話
靴作りの道具の一つに「ワニ」と呼ばれる道具がありまして、革を靴の形に整形する「釣り込み」という作業の時に使う重要な道具です
国産のものだと普通はこういう形ですが
こんな形のものもあります
形は色々あるのですが、要はペンチで革を挟んで、出っ張りをテコにして底面側に釣り上げる…という道具です
こんな感じに↓
手製靴の道具は大昔から基本的に形や使い方が変わっていないので、海外のオークションサイトなどでもアンティークのワニなどがちらほら見られます
アメリカのFrank W. Whicherという人は、テコになる出っ張りが取り外して交換できるという構造で特許を取得しているそうです
この特許が取得されたのが、1887年とか…
http://www.datamp.org/patents/displayPatent.php?pn=372246&id=39269
ネジ部分で折れないのかなぁ…なんて思ったりもしますが、先人達が連綿と受け継いできた文化の奥深さを感じますね
以上ワニの話でした
※画像は色んなサイトから拝借しました…すみません
靴修理と靴磨きのスピカ
バッグクリーニング、バッグ修理も
鈴木
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