スピカブログSpica Blog
ドイツの道具たち
2013.03.09|靴の話
先日、ドイツ在住の友人の好意でドイツの靴職人の道具を色々仕入れてもらいました
いわゆる蚤の市で売っているようなアンティークのものばかりですが、手作りの靴の道具などは昔から形は変わってませんので、サビていようと磨けばまた使えると思い、DHLで送ってもらい(送料42ユーロ…)待つこと一週間…
ズラリと並んだ、新旧混ざった靴道具たちが40点
主に革底のエッジを整える「コバゴテ」というものを中心に、日本ではあまり手に入らないような珍しいもの(マニアックすぎるので割愛します)まで色々とありました
ただただ友人に感謝です
ここからが正念場で、このままではサビが酷くて使えないものがほとんどでしたので、サビ落としのための準備に家とホームセンターを2往復ほどし、いざ!
クレ556漬けの様子です
潤滑剤として有名なクレ556には酸化鉄を溶かす成分も含まれているそうなので、100均の鍋でまとめてしばらく漬けることにしました
あくまでサビ落としの作業を少しだけしやすくするための補助程度の効果だろうと思いますが
トイレ用洗剤のサンポール等でもサビ落としができるそうなのですが、酸が強いため漬け過ぎると道具自体溶けてしまいますし、すすぎをおろそかにして酸が残ると延々と溶かし続けるという恐ろしい効果があります
…という内容をネットで見て、怖いのでやめました
しばらくつけた後、紙ヤスリで軽く磨き、仕上げにピカールという金属磨きでポリッシュという流れで
これが
何ということでしょう…
サビ落としって黙々と磨く感じが靴磨きに通じる部分があるかもしれません
酸化鉄の下からだんだん道具の本来の姿が見えてくるのが楽しくて、没頭してしまいました
一日かけて半分くらいしか進みませんでしたが、次の休日も楽しく過ごせそうです
靴修理と靴磨きのスピカ
バッグクリーニング、バッグ修理も
鈴木
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