スピカブログSpica Blog
何だかもやもや
2011.06.06|靴の話
こんにちは、毎日つぶやき三昧のメガネ、たなかです。
最近はなぜかビスポークシューズのお預かりをする機会が多いように感じます。
John Lobb
John Lobb Paris
Berluti
Edward Green
George Cleverly
Corthay
Spigola
Guild of Crafts
il Micio
and more…
もちろんお客様からのお預かり品ですので、画像をアップすることは難しいですが…。
最近、知り合いや友人からこんな質問をされることが続きました。
友人「1足作ってほしいんだけど、いくらするの?」
私 「内容によるけど、25万円くらい」
友人「なんでそんな高いの?」
…
そんなこと言われても、ねぇ?
もちろん理由は説明するのですが、価値観は人それぞれなので…。
先ほど名前を出したブランドの中には1足70万円以上の所もあるし、クロコなんかだったら200万円くらいする場合も…。
まぁその値段に恥じない仕事をするだけですわ。
話は変わりますが、最近お寿司を食べる機会が重なりました。
一人前2千円くらいの回転寿司から、2万円くらいの高級店に連れて行って頂いたり。
改めて感じたのは、「別物」であるということ。
とある回転寿司店にて。
朝獲れたばかりのヒラメを、その場で捌いて提供される。
シコシコとした噛み応えが心地好い。
とある高級寿司店にて。
握られた平目を口に運ぶ。
しっとりもっちり、ねっとりとした官能的な食感。
実に複雑玄妙な、深い味わい。
「3日目くらいですか?」
と聞くと、その通りだと言われた。
白身、特に平目は落としてから2~3日経ったほうが旨い。
大将曰く、白身は難しい。
例え寝かせても、思ったように熟成してくれるかどうかはわからない。
ただし、本当に良いものでないと熟成には耐えられないそうだ。
どちらが良いという訳ではなく、別物。
それぞれの楽しみ方をすればよいと思うのです。
話を靴に戻すと、1足2~3万円くらいの靴も良いものはたくさんあります。
でも、たとえばEdwardGreenやCorthayなんかとは、別物。
ビスポークシューズでも、1足15万円程度で作ってくれるところもあるし、70万円を超えるようなものもある。
言いたいことは、それぞれに理由があるということです。
例えば、銀座のど真ん中のお店と、地方都市の外れのお店とを同列にして「あそこは値段が高い、安い」というのはナンセンスではないか?
家賃などの固定費や光熱費、人件費といったことも考えてほしいのです。
と、相変わらずオチのない話をツラツラと綴ってしまいましたがご容赦ください。
靴修理と靴磨き バッグ修理とバッグクリーニング Spica
たなか
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