スピカブログSpica Blog
オールソール・ALDEN
2009.08.10|靴の話
本日はお客様からお預かりした靴のbefore/afterをご紹介します。
今回のご紹介はオールデンのチャッカブーツ(オイルドカーフ)とタンカーOX(カーフ)のオールソール交換です。
まずはこちら。
オイルドレザーのチャッカブーツで、ダブルソールでタンクソールを装着した、なかなかハードな1足ですね。
こちらの1足、お客様とご相談して今回はレザーのダブルソールにしました!
ハードな中にエレガンスが同居する、なかなかカッコいい1足に仕上がりましたよ。 画像をbefore/afterで見比べると、修理前は少しヤレてた全体のプロポーションも復元されてることが見て取れると思います。 かなり微妙なさじ加減が必要で、履き心地を変えないようにしながら復元するのはなかなか難しいんですよ〜。 コバもピッカピカに仕上がってます。
2足目はこちら。
ミリタリーラストのタンカーOXで、プランテーションのクレープソールが装着されていました。
こちらもご相談の上、ダブルのレザーソールに交換しました。 天然のクレープソールってアスファルトで削れやすい上に、ゴミも引っ付きやすく、しかも夏場は地面の温度で溶けたりはがれたりするんですよね。
こちらもプロポーションが復元されて、ドレスの匂いのする男前な1足に仕上がりましたよ。 またガンガン履いてくださいね!
ちなみに今回は、2足とも中物のコルクが痛んでいたのでこちらも交換させていただきました。
こちらを
という感じ。 これも履き心地を変えないように交換するのはなかなか手間のかかるひと仕事。
ちなみにシャンクは元気だったので再利用、コルクの中に埋まっています。
そうそう、オールソールの際は古い出し縫いの糸を抜くんですが完全手作業なんですよ。
地味なんですが、靴の寿命を延ばすためにはとっても重要な作業なので手は抜けません。
ちなみに今回のオールソール交換の料金はそれぞれ
オールソール交換(メンズ、グッドイヤー、レザーソール) ¥17,800 に ダブルソール ¥3,000 を合わせて ¥20,800 でした。
たなか
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