スピカブログSpica Blog
古いけど古臭くならない靴
2010.12.03|靴の話
こんにちは、たまには遠出でもしようかと画策中のたなかです。
久しぶりに靴の話でもしましょうかねぇ。
こちらは先日お客様からお預かりした、J.M.WESTONの1足。
なんとこちら、20~25年ほど前に購入されたそうです!
まず素材が違う。
現在の物と比べると厚さは変わらないようですがもっちりとしていて実にしなやか。
ソールの仕様もダブルソールですがウェルトと併せるとなんと!14ミリもあります(普通は10ミリくらい)。
なんといってもこの盛り上がったトゥ!
一見するとまるで東欧の靴の様で、最初に見たときにはディンケラッカーかバリントかと思いました。
もう1足。
こちらも同じお客様からお預かりしたJ.M.WESTON。
一見するとビスポークの様なエレガンスを備えたこちら、なんとマッケイ製法!
マッケイのウエストンは始めて見ましたが、今でもパリにはあるんですかね?
なんでもこちらは30年以上前!に購入されたそうです。
これだけ古い靴で状態の良い、特に「レディメイド品」を見られることは稀なので、お客様に感謝です。
ビスポークならけっこう綺麗な状態で残っていることが多いんですけどね、高価だから(笑)。
古い匠の技術を見る事は、感性の面からも非常に刺激になってありがたいです。
靴修理と靴磨き バッグクリーニング Spica
悩み多きお年頃 TNK29
このブログ記事のコメント
現在コメントはありません。
コメントを投稿
※ 投稿されたコメントは管理者の承認後に表示されます。