スピカブログSpica Blog
修理について
2009.09.19|靴の話
こういう仕事をしているとよく友達と「靴修理」の話しになる。
そんなとき
「修理に出したいけど、修理するほどいい靴持ってないからなぁ〜。」
という声をよく聞く。
確かに、私自身1,000円で買った靴に対して、その何十倍の額を支払ってまで修理をしようという気にはならない。
でも一方で、あまり金額は高くなかったけど、履き心地がものすごくいい靴もある。
(反対に、すごく高かったのに、自分の足にあわない靴も多々あるんだけど・・・。)
靴の価値を決めるのに、値段は一番分かりやすい評価基準だけど、自分にとってその靴がどれほどの価値があるかというのは単純に値段では言えないと思う。
履き心地なんかはその最たるもので、実際の靴の値段は1万円だとしても、履き心地がいいのであれば、その靴の価値は自分にとって10万円にでも20万円にでもなるはずだ。
しかし一方で、これだけたくさんの靴があるのに、自分の足に合う靴と出会えてない人がごまんといる現実を考えると、たとえ100万円払ったとしても自分に合う靴に巡り合える確率は本当に僅かのではないか、と感じてしまう。
だから私は、友達が上記のように言った時には、
「安くても履き心地がいい靴は修理してでも長く付き合ったほうがいいよ」
とアドバイスするようにしている。
どんなに値段が高くても、自分の足にぴったり合う靴と出会う可能性が低いのであれば、値段が安くてもぴったりの靴を大切に履くという考え方もアリだと思う。
日本ではまだまだ「靴を修理する」という概念が浸透していないので、「値段の高い靴だけを修理する」という考えが大多数だけど、そうじゃない考え方もあるってことを少しずつでもここから発信出来ればなぁと思う。
まぁ、なにはともあれ、みなさん靴は大切に履きましょう!!
↑最高に履きやすいGAPのサンダル。。。(照)
てしま
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