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大江戸釣客伝
2013.07.25|その他の話
舞台は元禄期の江戸。 5代将軍綱吉が頻発した生類憐みの令に抗って釣道を極めんとした男達の話。
生類憐みの令が釣りまで禁止していたとは知りませんでした。釣りをしただけで島流しになってしまう、釣り好きにとってはなんとも生きづらい時代だったようです。
釣りは外道の道なり!
この道に生き、死して悔いなし。
強烈な言葉ですが、釣りにのめり込んだことのある人なら一度はそんなことを考えたことがあるのではないでしょうか?釣りをしている時、特に魚がかかった瞬間には何もかも忘れて糸の先の魚に夢中になります。
その感覚は昔も今も変わらず人々を魅了し続けてるのでしょう。
この本には、名絵師・英一蝶、松尾芭蕉とその弟子の宝井其角、伝説の大商人・紀伊国屋文左衛門、水戸光圀、忠臣蔵の吉良上野介義央など、粋で個性的な人物が登場するので釣り好きでなくても十分に愉しめる一冊です。
来月久しぶりに釣りに行く予定なので、自由に釣りができるこの時代に感謝しつつ楽しんで来ようとおもいます。
靴修理&鞄修理 スピカ
小玉
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