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ライフブランディング
2011.06.13|その他の話
こんばんは、手嶋です。
先日、ライフブランディングという会社の代表の吉田さんとスタイリストの脇田さんと3人で食事に行ってきました。
そこでたくさん為になるお話しを伺ったので、ちょっとご紹介。
同社は、メンズのファッションコーディネイトをしている会社で、当時、伊勢丹メンズ館でバイヤーをやっていた吉田さんが、「ファッションで困っている世の男性を救おう」と2007年9月に起業されました。
具体的なサービスの内容は、お客様からファッションについてのお悩みを聞いて、その方に合った服や小物などをご提案するというもの。いたってシンプルなものです。
「そんなサービスはどこのアパレルショップでもやってるでしょ!!」という声がどこかから聞こえてきそうですが、実はそこがミソなんですね。
消費時代と言われる昨今。巷にはモノが溢れています。
当然服も同様で、たくさんのショップやデパートで販売されていますが、実際に自分の体格や生活シーンに合った服を着れている男性が世の中にどれほどいるでしょうか?また、それをちゃんと提案してくれるお店がどれだけあるでしょうか?
吉田さんによれば、9割以上の男性がファッションについて何らかの悩みを抱えていると言います。
衝撃的な数字です。
これだけたくさんのショップがあって、たくさんの服が売られているのにです。
なぜでしょう?氏によれば、その理由は、店員とお客様との「ミスマッチ」にあると言います。
アパレルショップでは、自分のお店で取り扱う商品を売らなければならないので、店員さんはお客様に似合ってないものでもお勧めするそうです。またお客様のライフスタイルも把握していないので、お客様が必要でないものなんかも勧めてきたりするそうです。(そうじゃないお店も当然あると思いますが。)
お客様は自分に合った服を提案して欲しいのに、店員さんは自分が売りたい服をお勧めしてしまう。つまり、ここに両社の間で「ミスマッチ」が生じているわけですね。
そしてこのミスマッチに、ライフブランディングのマーケットが現れたわけです。
僕はここにビジネスの面白さがあると思います。アパレルというマーケットが既に飽和状態であると思われるところにも、視点を変えれば、そこには隠れた需要が存在するのです。
これが、「今後、日本の人口は減っていくから服は売れなくなる」というテレビや新聞で書かれてある事実だけで物事を判断していては、アパレル業界でビジネスを起こそうという発想は絶対に浮かんできません。
モノや情報で溢れる世の中で、それらに惑わされることなく、吉田社長が自分に必要なものを選択し活かした結果が今のライフブランディングのサービスになったのです。素晴らしい発想の転換です。
今回の話しを聞いて、今後のビジネスのヒントがここにあるように感じました。一見満たされているように見えて、実は多くの人が不満に思っているサービスは、服だけではないはずです。僕もこれからじっくり考えてみたいと思います。とかなんとか言っても、靴修理屋さんなんかでは全く関係のない話しかもしれませんね(笑)
>吉田さん、脇田さん、
先日はご馳走さまでした!また飲みに行きましょう!!
(いいお話しを聞かせてもらっていながら、ご馳走までしてもらっているという・・・。恐縮です・・・。)
株式会社ライフブランディング
〒107-0062
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http://www.lifebranding.co.jp/
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Shintaro Teshima
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