スピカブログSpica Blog
鰐と天狗、阿亀と火男
2011.02.15|その他の話
こんにちは、お外で元気に雪合戦 たなかです。
みなさんはこんな道具(工具?)、見たことありますか?
風変わりな形のペンチといった感じのコイツ。
正式には「ラスティング・ピンサー」もしくは「ラスティング・ピンツァー」と言います。
まぁ日本では通称の「ワニ」のほうが一般的ですかね。
頭の所がワニの頭に見えないこともない…。
何に使うかというと
こんな感じで、靴作りの際の整形の工程、いわゆる「釣り込み」に使います。
この道具との付き合いも何だかんだですでに10年オーバー、やっと手に馴染んできた様な気がします。
でもこういう専門的な道具類って、いつまで手に入るかわかりません。
実際問題、道具職人さんも10年前と比べると半減(か、それ以下)。
値段も2倍近くなって、しかもほとんどが中国製に。
どうも使い勝手が良くないのです。
だからして、10年後も手に入るかどうかわからない道具たちは今から集めて手に馴染ませることが大切。
ということで今回は、専門学校時代の友人に土下座して「お借り」しました。
しかし、「ワニ」もそうですがこういった専門的な名前って面白いですよ。
例えば…
ブーツによくあるこのデザインは「テング」。
紳士靴によくあるこの大小のパンチングは「おかめ飾り」。
この道具は靴底に縫い糸を埋める溝を掘るための「ひょっとこ」と言います。
正しい使い方講座
「最近ワニが硬くってさぁ、たなかのワニ貸してくんね?」
「たなかはホント天狗が好きだなぁ」
「オカメで大切なのはバランスだよ」
「お前のヒョットコ使いにくくねぇ? 口が削れちゃってんだよ、口砥ぎなよ」
さぁ、電車の中でレッツスタディ!
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雪玉には何入れましょか? たなか
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